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HDDのケーブル


以下の記事は2008年3月頃のものです。
SATAが主流の現在では、状況は大きく異なっていると思われますが、比較参照用に記事は残しておきます。


HDDを接続するケーブルには様々な種類があります。
外見からはわからなくても実はその性能が大きく違うことがあります。

・USBケーブル
外付けのHDDを接続する場合には,ほとんどの場合USBケーブルが使用されます。
ここで気をつけないといけないのは,USBケーブルにも種類あるということです。
USB1.1対応とUSB2.0対応の2種類です。
現在では市販されているほとんどのケーブルがUSB2.0対応ですが,昔使用していた古い機器に付属していたケーブルを使用したりすると,一応動作はしますが,転送速度が落ちてしまい,外付けのHDDにあるファイルをアクセスすると非常に遅いという現象が発生します。
外付けHDDを接続するケーブルは,USB2.0対応であることを確認しましょう。

・ATAケーブル
内蔵のATA(IDE)のHDDはマザーボードとATAケーブルで接続されています。
このケーブルには,発展の経緯から,以下の種類のケーブルが存在します。

・Ultra ATA/33(40芯)
・Ultra ATA/66(80芯)
・Ultra ATA/100(80芯)
・Ultra ATA/133(80芯)
 


これらのケーブルは,コネクタの形状は同じで,物理的には差し替えがききます。
また,ATA133のHDDにATA33のケーブルを接続したとしても,自動的にケーブルの種類が判別され,転送速度を遅くして動作することになっています。

しかし,私の経験では,そのような使い方でトラブルが発生したこともあります。
たとえば,ATA33用のケーブルをATA 133のHDDに接続した場合,HDDが認識されたり,されなかったりという現象に遭遇したことがあります。接続するHDDによっても動作したりしなかったりすることもありました。原因が分かるまでに相当の時間を費やしたことがあります。
ケーブルの判定がうまく動作せず,高速のまま動作してしまったのでしょう。ケーブルを伝搬する信号の周波数が高くなると,ケーブルの絶縁体の種類やコネクタとの接続部の工作精度等により,信号が変化してしまうためです。

そういうことで,無駄な時間を費やすことのないよう,HDDにはその仕様に合ったケーブルを使うようにしましょう。特に,HDDの交換をしたりする場合にはケーブルにも注意を払いましょう。

その他に,SCSIケーブルやFirewireケーブルやSATAケーブル等もありますが,これらk ケーブルでは今のところトラブルは出にくいと思います

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