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HDDバックアップ

DVDやCDの保存方法

バックアップを取ったCD(CD-R,CD-RW等)やDVD(DVD-R,DVD-RW/RAM等)の保存には,十分注意しましょう。
保存状態が悪いと,いざという時にせっかくのバックアップデータが,読めないという惨事が起こり得ます。

【常温で暗所に保存する】
CDやDVDは高温や高湿度,光を嫌います。特に,直射日光には強力な紫外線が含まれており,直射日光の下に長時間晒すとデータが消えてしまいます。媒体にもよりますが,品質の悪い媒体だと,3日位でデータが読めなくなってしまったという実験結果もあります。直射日光程ではありませんが,蛍光灯の光などもいい影響は与えません。

【記録面に傷をつけない】
CDやDVDの記録面は,比較的柔らかいポリカーボネイトで覆われています。ここに傷が付くと読み込み時にエラーが発生してしまいます。傷をつけたり汚したりしないようにしましょう。特に,油脂類をつけるとポリカーボネイトが変質してしまうこともありますので,気をつけましょう。
この面に傷がついてしまった場合,傷の深さが0.6mm以下(DVDの場合)ならば,表面を削ることで再び読み出すことが可能になることもあります。
表面を削り取るサービスもありますし,自分で研磨する機械も比較的安価に(\5,000以下)販売されています。

【ラベル面に傷をつけない】
実は,CDやDVDはラベル面の方が記録層に近いのです。距離でいうと,たった20μm しかありません。その上にラベルが印刷されているのです。記録面を下にして置いた場合,ラベル面は無防備になります。ここに固いものを落としたりすると,あっという間に記録面にまで傷が及んでしまいます。なにしろ,数十μm の層ですから。
私達は,通常記録面を大切に扱いますが,実はラベル面の方がはるかに弱いのです。CDやDVDを置く時に記録面を下にして置きますが,実はその上に物を落としたりする可能性を考えるとその方が危険なのです。

DVD-R等にプリントしたドーナッツ状のラベル紙を貼ったりすることがありますが,一度貼ったものは,絶対に剥がしてはいけません。記録層ごと,ごっそりと剥がれてしまう可能性があります。

ちなみに,CDのラベル面に強力なガムテープを張り付けて,剥がしてみると見事に記録層が剥がれてしまい,CDが只の透明なプラスチック板になってしまいます。データを廃棄する時にはこの方法が使えます。

DVDの構造図

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