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大量にパソコンなどを廃棄する場合,HDDのデータの消去が問題になります。
データ消去のツールなどで消す方法はありますが,かなり時間もかかります。
色々と探してると,強力な磁力でHDDのデータを消すツールがありました。

ハード   ディスククラッシャー

「ハードディスク・クラッシャー」と名付けられたこのツールは,HDDに6000ガウス(=0.6テスラ)という強力な磁界をかけてデータを消すようです。
6000ガウスと言われてもどの位の強さか想像がつきませんが,医療用のMRIで使われる磁場の強さが,0.5〜2テスラ(=5000〜20000ガウス)ということですから,相当な強さですね。
MRIでは磁界を作り出すために,超伝導磁石を使っているということですから,相当の電流を流しているということですね。

HDDの消磁にMRIのようなサイズの機械では実用になりませんね。
この機械の場合には,瞬間的で良いので,MRIほど大きな装置にはならないようです。
説明を読むと,電力をチャージして一瞬で放出させ,強力な電磁石を動作させる構造と推測されます。
HDDのプラッター上のデータを消すのはかなり大変なのですね。
ちなみにこの機械は,30万円くらいするようです。

大量のパソコンを使用する企業では、パソコンの廃棄の際に内部情報の漏洩を防ぐために使うのなら、30万円は高くないかもしれませんね。

でも、個人で買える機械ではありませんね。
面倒でも,HDDのプラッターが壊れるようにハンマーでたたくのが一番の安上がりですね。
くれぐれも怪我には気をつけ下さい。


こういう話を聞くと、HDDをMRIの中に入れたらどうなるのか興味が沸いてきます(^^;)
でも、強力な磁場のせいでHDDが高速で飛び出してくる可能性も考えられるので、怖いですよね。
MRIには、金属探知機が備えつけらているかもしれませんね。


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