HDD症状と対策
症状 電源を入れるとHDDから異音がしてシステムが動作しない。
重症です。HDDでヘッドクラッシュが発生している可能性大です。
ヘッドクラッシュの場合,データを記録している円盤(プラッター)をこするシューっという感じの音がすることが多いです。
ただ,音はそれに限りません。普段と違う音がする場合はヘッドクラッシュを疑います。
これは,データの書き込み/読み出しを行うヘッドがプラッターに接触してしまい表面の磁性体を削り取ってしまっている状態です。
削られた磁性体の粉が研磨剤の役割を果たし,被害は全面に広がってゆきます。こうなると,HDD修復はかなりの確率で困難になります。簡単には修復できません。
ハードディスクを交換するしかありません。
メーカーに修理依頼するにしても、自分でHDDを交換するにしても、残念ながらデータはすべてなくなります。
磁性体が削られていない部分だけでもデータを回復したい場合には,ただちに電源を切り,専門の業者に依頼して下さい。但し,非常に高額な費用がかかります。(恐らく,数十万円)
被害が、大きくなってもかまわないから自分でデータを取り出してみたいのならば、電源を入れ、読み込める部分のデータを他の媒体にコピーすることは考えられますが、データが読み出せる可能性は、かなり低いと思われます。
ヘッドクラッシュには,予兆があることもあります。今までと違う音がするなどの異常を検知した時点で,データのバックアップを取っておきましょう。そうすれば,まだ間に合うこともあります
HDD修復の考え方
パソコンの電源を入れたら,パソコンがいつもと違う挙動をして,大切なファイルを見ることができなくなってしまった。あるいは,Windowsが起動せずに,変なメッセージが表示されて止まってしまった。メッセージの意味はよく分からないがどうもハードディスク(以後HDDと省略します)が壊れてしまったのではないか。壊れたHDDを修復するにはどんな方法があるのか? 壊れたHDDを交換するにはどうしたら良いのか?HDDの復旧ツールとか言うものを使ったら良いのだろうか? 様々な思いが頭をよぎると思います。そんな時には,パニックに陥らずに落ち着いて下さい。慌てれば,慌てるほど事態は悪化します。
実は,HDDは壊れていない可能性すらあります。 まずは,深呼吸して,じっくりと対応しましょう。
まず,パソコンに関するあなたの知識のレベルを確認しましょう。
HDDの復旧のための作業は,知識のない人にとっては極めて危険な作業です。
もともと壊れていないHDDのデータを壊してしまい,復旧をできなくしてしまう可能性があります。 ここでは,便宜的に次の3つのレベルに分けます。
初心者初心者の方へ :
このレベルには,さまざまな人がいます。なんとか,パソコンは使うことができるが,普段と違うことが起きると自分では対処できない,難しい用語を言われても理解できない,そんなレベルの人を想定しています。
中級者
部品を集めて,自分でパソコンを組み立てたりOSのインストールはできるレベルの人を想定しています。用語についても,一応理解はできる。ただし,ハードウェアの動作原理やOSの構造については,必ずしも詳細には理解できていないレベルの人を想定しています。
上級者
パソコンの中身や動作について詳しい説明ができるレベルの方です。 パソコンの世界は進歩が激しく1年前の知識が役立たないこともあります。HDDについても進歩のスピードは早く,そのような情報についてもフォローできる人です。
(1)サポートセンターへ聞く中級者の方へ :
まずは,パソコンメーカーのサポートセンターへ電話することをお薦めします。 電話する前に,パソコンのモデル名,HDDが現在どのような状況なのか,最近パソコンに対して何か普段と違うことをしなかったか(新しいHDDを増設してドライバのインストールを行った等),思い出してメモに書き出しておくと良いと思います。
(2)パソコンに詳しい人に聞く
メーカー製でないパソコンの場合には,知人・友人でパソコンに詳しい人に聞いてみましょう。但し,HDDの修復に関しては,なまじっかな知識では危険ですから,上級者の人を探しましょう。
(3)インターネットで情報を探す
1.Microdoftのサイト(サポート オンライン http://support.microsoft.com/ )で調べる
Microdoftのサイトは信頼性が高いのですが,専門性が高く初心者の方には,理解が難しいかもしれません。
2.質問サイト(OK Wave,教えて!Goo等)を利用して質問する
但し,回答の質は必ずしも高いとは限りません。
私が見た限りでは,HDDに関する質問に対してもかなり間違った回答があり,どれが正しいのか判断が難しいかもしれません。質問によっては,80%位も不適切な回答がある場合もありました。
特に,パソコンについては,あいまいな知識をもったまま,聞きかじりで間違ったアドバイスをしている人も多いように思われます。
そのまま鵜呑みにすると危険です。回答に気をつける必要があります。
3.パソコン関係の専門サイトで質問する
非常に詳しい人もいますが,質問の場所や方法を誤ると不愉快な思いをすることも。
ちゃんとFAQ等を調べてから質問しないと「ググレカス」などと罵倒されることもありますので,利用には気をつけて下さい。
独り合点は危険です。HDDの症状を悪化悪化させてしまいHDD復旧を困難にしてしまうこともあります。。
メーカーに相談できないような場合は,信頼できる,パソコン知識を持った人を探すのが一番です。 一番危ないのは,中級者なのに上級者だと思っている人かも。
HDDの症状から原因を推定する情報の手助けにして下さい。上級者の方へ :
調査をする時間の短縮に役立つと思います。
ただ,HDDの復旧については,自分でやろうと思わない方が無難です。
メーカーに依頼するか,専門業者に依頼して下さい。
それでも,自分で修復をしようとする場合は,自己責任で行って下さい。
知識不足による試行は,HDDの症状を悪化させることもあることを認識しておいて下さい。
HDD修復に関しての情報の整理サイトとしてご利用下さい。
もちろん,それをどう使うかは自己責任でお願いします。
本記事は、WindowsXP 限定です。
WindowsVista以降のOSには適応できません。
このようなメッセージが出される原因にはいくつか考えられます。
原因に応じて対応策も異なります。
まずは,対策が簡単な方から,ひとつずつ確認してゆきましょう。
(1) フロッピー装置に,フロッピーが挿さっている
フロッピーディスクを挿したままで,起動した場合に,このメッセージが出されるケースがあります。もちろん,ブートの順序でHDDよりも先にフロッピーディスクが指定されている場合ですが。一般には,「System not found」のメッセージが出されることが多いのですが,挿されているフロッピーディスクの状態によっては,このメッセージが出ることがあります。
ある特定のフロッピーディスクで出ることから,原因はあるのだと思いますが,はっきりしたメカニスムは不明です。
対策としては,フロッピーディスクを抜くだけで,回復できます。
(2)BIOSの設定が変わってしまった
BIOSの設定に,起動する装置を指定するところがあります。
ここには通常,OSが格納されているハードディクスが指定されていますが,それが,何らかの原因で変わってしまうことがあります。
例えば,停電やコードが抜けてしまったなど,ちゃんとしたシャットダウンの手順を踏まずにシステムが停止してしまったために,BIOSの設定が変化してしまうこともあるようです。
その他にも,原因不明ながらBIOSの設定が変わってしまうということもあります。
複数のHDDドライブが接続されている場合,変化の結果,OSが入っているHDDドライブ以外のドライブが起動ディスクに変化してしまうと,「NTLDR is missing」のメッセージが出てくることがあります。
BIOSの画面で,起動ドライブが正しいHDDドライブに指定されているかどうか確認してみましょう。
違うHDDドライブが起動ドライブになってしまっていたら,正しいHDDドライブに設定しなおして下さい。これで復旧する可能性は高いと思います。
(3) WindowsXPのバグ
Cドライブのルートの直下に,たくさんのファイルを置いてしまった場合に発生します。たくさんのファイルを置いてしまったことで,このような状態になるのは,システムのバグです。
exploreで,Cドライブの直下のファイル状況を調べてみると判別できるでしょう。
一般には,ファイルがCドライブ直下に書き込まれることはありません。この状況は、何かのプログラムがCドライブ直下一時ファイルを定期的に作成して削除にし忘れたような場合、または誤って多数のファイルをCドライブ直下にコピーした場合に発生することがあります。そのようなプログラムは,かなりひどい作りですが。
この原因の可能性は少ないと思われます。
Windows XP Service Pack 2 では修正済みということですので,新しいシステムではこのようなことは起こらない筈です。Windows XPがアップデートされておらず,SP2になっていない場合には,この現象が起こり得ます。
コントロールバネルからシステムアイコンを選択して,OSを確認してみて下さい。
OSがSP2以降ならば,これが原因ではありません。
万一,これが原因ならば,ファイルを削除すれば良いのですが,システムが起動できない状況では,ファイルを削除することもできません。
マイクロソフト社からBcupdate2というプログラムを入手してファイルを削除することが必要です。
これについては,Microsoftのサイトに詳しい説明と対処方法が書かれています。
参考にして修復してみて下さい。
「コンピュータの起動時に "NTLDR is missing" エラー メッセージが表示される」
もうひとつの方法として,ハードディスク装置を取り外して,他のパソコンに接続してファイルを削除する方法もあります。
(4) 本当にNTLDRが無い,または壊れている
最も簡単な修復方法はWindows起動ディスク(緊急起動ディスク)を使うことです。Windows起動ディスクの作成方法は,下記の記事に書いています。
Windows起動ディスクの作成方法
この原因でこのメッセージが出る場合は,Windows起動ディスクを使って,システムを起動することができます。
まず,緊急起動ディスクをフロッピー装置に挿します。BIOSでフロッピー装置を起動順位の一番にして,電源を入れます。
これが原因ならば,システムが起動する筈です。
システムが起動したら,下記のようなコマンドで,ブート関連のファイルを修復します。
start→すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプトを起動します。
C:\>attrib -s -h -r NTLDR
C:\>copy A:\NTLDR C:\NTLDR
C:\>attrib +s +h +r NTLDR
上記の場合は,NTLDRが残っていて壊れていた場合ですが,NTLDRがなかった場合には,コマンドがエラーになることもあります。
状況に応じて,コマンドを変更する必要もあります。
同時にNTDETECT.COMも壊れている可能性があるので,同様にコピーしておきましょう。
C:\>attrib -s -h -r NTDETECT.COM
C:\>copy A:\NTDETECT.COM C:\NTDETECT.COM
C:\>attrib +s +h +r NTDETECT.COM
boot.iniについても同様に復旧しておいた方が良いかもしれません。
(5) Partitionテーブルの異常
何らかの原因で,パーティション・テーブルのOSが入っていないパーティションに,間違ってアクティブ表示がついてしまっており,かつそのパーティションに適正なブートセクタがあると,こういう現象が起きます。NT-IPLはNTLDRを同一領域ルート内に探しに行きますが、システムが存在しない訳ですから,そこにはNTLDRは存在せず,このメッセージが出されることになります。
根本の原因は,パーティション・テーブルの間違った位置にアクティブ表示がついてしまっていることですから,それを正しく直すことで問題が解消されます。
方法1.ツールを使って,パーティション・テーブルを修正する。
この方法については,下記のサイトに詳しい説明があります。
「ツールを使って,パーティション・テーブルを修正する」
方法2. 実験中
上記の方法1は,実際には難しいものです。もっと易しい方法がないかと調べてみました。
microsoftのサイトには,回復コンソールを使って修正できるような記述がありました。しかし,実際に試してみたところ,DISKPARTコマンドでは,パーティションの作成や削除はできるもののアクティブなパーティションを変更する機能は提供されていませんでした。
通常のコマンドプロンプトから呼び出すDISKPARTコマンドには,この機能が提供されています。しかし,ブートができない状況では,利用ができません。
FDISKを使って正しいパーティションをアクティブに指定し直す実験をしてみましたが,Windows98SEのFDISKでは,大容量のハードディスクのパーティションがうまく表示されませんでした。ドライブがSATAのため,FDISKが対応できていないのかもしれません。
もう少し実験を続けます。
(6) ブートセクタ(NT-IPL)のディスクパラメータが壊れている。
ここが壊れてしまうと,ブートに必要な情報が取り出せなくなってしまいます。こうなると,ディスクパラメータを修復する以外に手はありません。
修復には,高度な知識が必要となります。
自信のある方は,下記のサイトを参考に修復してみて下さい。
「TestDiskを使ってブートセクタ(ディスクパラメータ)を回復する」
HDD修復が必要となりそうなケースで,Windows XP がセーフモードも起動できないような場合です。
この場合,システムがかなりの損傷を受けていると推測されます。
この場合には,パソコンを[セーフモードとコマンド プロンプト] オプションで起動してシステムの回復を試みます。単なる[セーフモード]ではありません。
具体的には,
1. コンピュータを再起動し、起動処理中に F8 キーを押して、[セーフ モードとコマンド プロンプト] オプションでコンピュータを起動する。
2. 管理者アカウントまたは管理者の資格情報を持つアカウントを使用して、コンピュータにログオンする。
3. コマンド プロンプトで以下のコマンドを入力し、Enter キーを押す。
%systemroot%\system32\restore\rstrui.exe
4. 画面に表示される指示に従って、コンピュータを以前の状態に復元する。
詳細は,下記のサイトで説明されています。
「Windows XP でコマンド プロンプトからシステムの復元ツールを起動する方法」
この方法でもシステムが修復できない場合は,システムの再インストールをするしかありません
症状 システムを起動した時に,上記のようなメッセージがでてきた。
「ディスクのブートエラーです。システムデイスクを入れてEnterを押して下さい」という意味です。
メッセージは,BIOSのメーカーによって異なりますが,どれも似たようなメッセージを表示します。
これは,パソコンの起動の時にBIOSがシステムをロードするため,HDDを探してみたら見つからなかったことが原因です。普通は必ずHDDがある筈ですが,そのHDDが故障のために反応しなかったことを意味します。
確認1)
このような現象は,システムの入っていないフロッピーディスクを挿したまま起動した。もしくは,システムの入っていないCD-ROMを入れたまま,システムの起動をしたような場合にも起こり得ます。
フロッピーディスクまたはCD-ROMを抜いて,システムを再起動してみて下さい。
それで,システムが正常に立ち上がれば,HDDには障害はありません。
システムは正常に動作しています。
確認2)
BIOSの設定を確かめて下さい。HDDがブートディスクとして指定されていることを確認して下さい。何かの電気的ショックでBIOSの設定が変わってしまっているかもしれません。
確認3)
フロッピーディスクもCD-ROMも入っていない,BIOSの設定も正しい場合,こういう状態になったとしたら,HDDがシステムから認識されていない(あってもないと思われている)状態です。
この原因には,下記の二つが考えられます。
原因1) HDDが物理的に壊れてしまった
こうなるとHDDを交換するしかありません。
HDDを交換して,システムを入れ直すという作業が必要になります。
これは,一般にはパソコンのメーカーに依頼することになりますが,腕に自信のある人ならば,自分で実行することもできます。
しかし,交換してしまうと中に入っているデータも一緒になくなってしまいます。
壊れてしまったHDDからデータを取り出すには,専門の業者に依頼するしかありません。
但し,10万円以上の費用がかかりますし,データが取り出せるという保証もありません。データの重要性をよく考えて依頼して下さい。
原因2) HDDへの接続ケーブルの不具合
デスクトップパソコンの場合,HDDのケーブルがコネクタにちゃんと嵌まっているか確認してみてください。HDDへのインターフェースケーブルおよび電源ケーブルを一度抜いて,ちゃんと挿し直してみて下さい。接触不良などの場合には,これで直ることもあります。特に,パソコンの内部を触ったような場合には,よくチェックしてみて下さい。
ノートパソコンの場合には,内部の接続でケーブルが使われていることは,ほとんどありませんので,このような状態はほぼ起こらないと思いますし,分解すること自体難しいため,確認することもできません。メーカーに修理に出すしかありません。
ノートパソコンの分解は,かなり高度な技術が必要ですし,分解によって他の部分まで壊してしまう可能性が高いので,お薦めできません。
これには,二つのケースが考えられます。
(1)システム起動時に出る場合
これは,ブートセクタのディスクパラメータが壊れている場合に,出されることがあります。この場合,絶対にフォーマットしてはいけません。データを破壊してしまいます。
この場合,ツール(例 TestDisk)を使ってディスクパラメータを修復すると正常に戻ると思われます。但し,ディスクパラメータについての深い知識が必要となります。
無理な方は,専門の修復業者に依頼するべきでしょう。
(2)システム動作中に出る場合
例えば,Eドライブにアクセスしようとすると,フォーマットを促すメッセージが出るような場合です。
これには,論理的なエラーの場合と,物理的なエラーの場合があります。
論理的なエラーの場合は,(1)の場合と同じ方法で修復を行えます。
また,物理的なエラーが原因とは,HDDの円盤(プラッター)の記録面が傷付いてしまった,あるいは磁気が変化してしまったような場合です。そこが,ディスクパラメータだったような場合にHDDがフォーマットされていないと認識されるためです。
どちらかの切り分けは難しいため,専門の修復業者に依頼した方が良いでしょう。
この場合,データそのものはまだ残っている可能性はあるため,早期にデータのサルベージをすれば,データは修復できると思われます。
うっかりミスでHDDをフォーマットしてしまった場合です。
論理的には,すべてのデータが消えてしまった訳ですから,真っ青になってしまうかもしれませんね。しかし,この場合はかなりの確率でデータの修復ができます。
大切なことは,フォーマットしてしまった直後に,そのHDDに対して慌てて色々な操作をしないことです。フォーマットしてしまったHDDは,OSから見るとすべてが空き領域となってしまいます。ここで,色々な操作をすると空き領域を使ってしまい,データが上書きされてしまい修復される範囲が小さくなります。
例えば,DドライブにInternet Explorerのキャッシュを置いているような場合には,慌ててインターネットで調べようとしたら,それ自身がDドライブの一部を壊してしまいます。ですから,そのドライブでデータアクセスが発生するようなことはしないことです。
慌てて,インターネットで対策を調べようとして,事態を悪化させてしまうこともあるかもしれません。そのパソコンは,そのままにして,修復に関する情報調べは,他のパソコンを使って行って下さい。この記事を読んでいるあなたは,もしかして修復のための調査中ですか?(^^;)
データ修復のためのソフトウェアとして,様々な無償,有償ツールが提供されています。ツールを使いこなす自信のないかたは,専門の業者に修復を依頼する方が良いでしょう。この修復は比較的楽な部類に属します。
HDDが高熱にさらされた場合,その時点では特にエラーが出ていないような場合でも,熱ストレスにより,HDDの部品の寿命が縮んでしまったりすることが考えられます。
また,円盤(プラッター)は温度により伸縮しますから,記録した時のトラックが微妙にずれてしまったりすることもあり得ます。
長い目で見ると,その影響でエラーが突然出たりすることもあり得ますので,できればHDDを交換する方が良いと思います。
HDDが故障してからのHDD修復は困難になります。
高温にさらされた直後にHDDを認識しなくなったり,データが読み込みができなくなったような場合,あきらかにHDDの故障ですから,HDDを交換するしかありません。
もしもバックアップを取っていなかったとしたら,HDDからデータを取り出すには,専門の業者に修復をお願いするしかないでしょう。しかし,熱による円盤(プラッター)の歪みなどが原因の場合は修復が難しいかもしれません。
Windowsを利用していてシステムが不安定な場合,その原因は様々です。
システムファイルが破壊されてしまったことが原因であるかもしれません。そんな場合には,HDD修復の一環として,「システムファイルチェッカー」でファイルを修復することが可能です。
Windows XP のシステムの復元ユーティリティでシステムを修復するよりは,操作が簡単ですから試してみる価値があるかも知れません。修復には,CPUやHDDの速度にもよると思いますが15分程度必要になります。
スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び
sfc /scannow
と入力すると システムファイルチェッカーが起動して、システムファイルが破壊されている場合は修復されます。この場合,システムのCDが要求されますから,メーカー製のパソコンでは,利用できないかもしれません。